ロタウイルスの予防接種の効果は?副作用は?必要性は?

生後2ヶ月くらいの赤ちゃんをもつお母さんに選択を迫られる予防接種としてロタウイルスがあります。

任意なので受けても受けなくてもいいのですが、今回は受けたときと受けなかった時の違いがわかるように、

ロタウイルスの予防接種の効果、副作用、必要性について書いてみたいと思います。

ロタウイルスの予防接種(ワクチン)の効果は?

ロタウイルスの予防接種(ワクチン)を受けようかどうしようか考えると思います。

ここでは受けた時の効果について書いてみます。


ロタウイルスのワクチンを受けることで得られる効果は

①重症化の防止

ロタウイルスの症状として、嘔吐、下痢などが殆どですが、この嘔吐、下痢がかなりひどく、

脱水まで行くこともまれではなく、入院をするかも知れないレベルまで続くことがあります。

かかったとしても、ここまでの嘔吐・下痢になることはないと思います。

※予防接種していれば90%以上かかりませんので、かかる可能性は薄いですが・・・


②感染防止効果

ロタウイルスも排泄物などからうつる事もあるのですが、その感染を防ぐ効果があります。

排泄物に含まれるロタウイルスの絶対量が減ることからこう示唆されています。

昔はロタウイルスの予防接種がなく、1000人に対して70人くらい感染していたのが、

今では予防接種普及のおかげで、1000人に対して15人くらいまで抑えられています。


このような効果が得られます。

この事から、下記のロタウイルスの予防接種の必要性の所にも書きますが、

予防接種は受けた方がいいと思います。


ただ任意な上に、結構高額ですので無理にとは言いませんが・・・


しかし、最近ではロタウイルスのワクチンも必要ということで、

助成対象としている市町村もありますので、そこは確認してみてください。




ロタウイルスの予防接種(ワクチン)の副作用は?

次にロタウイルスの予防接種を受けた時の副作用について書いてみます。

ロタウイルスのワクチンは経口生ワクチンになります。飲むタイプのワクチンです。


ロタリックス、ロタテックとあるのですが、

両方とも味は甘めで飲みやすくなっています。


しかし、ワクチンといえど、お薬なので副作用が出ることがあります。

主な副作用として、

ロタテックの場合は、

下痢、嘔吐、発熱、便秘などですが、主に下痢が起こります。


ロタリックスの場合は、

発熱、下痢、嘔吐、食欲不振、血便排泄、咳、鼻水などがあり、

主に下痢が起こります。


もし服用してこのような症状が出た場合は医師に相談してください。

ロタウイルスの予防接種(ワクチン)の必要性は?

ロタウイルスの予防接種の必要性としましては、


個人的には全員、予防接種を受けるべきでは?と思います。


その理由を書いていきます。

まず、ロタウイルスは5歳までの子供のほぼ100%が1回はかかります。

そして年間8万人ほどが入院されていると推測されています。


特に1歳までにかかることが多く、男の子が多いのですが、

この時に重症化すると最悪死亡します。(統計上年間に(※1)10人~20人くらいいると言われています。)


大体年間で100万人超えて出産される内の10人~20人(0.01%)なので決して多いとは言いませんが、

それでも10人~20人死亡しているという現実があります。



ロタウイルスにかかってしまった時に、怖いのが腸重積症という疾患になってしまった時が怖いです。

※腸重積症とは・・・

簡単に書くと、腸の中に腸が入ってしまう事です。それにより腸が壊死し、手術を伴うこともあります。

特徴としては嘔吐、粘り気のある血便、5分~30分ごとにかなり強い腹痛などです。

最悪の場合、腹膜炎を起こして死亡します。(今のところ日本では赤ちゃんの死亡例は確認されていないみたいですが。)


あと、上記のような腸重積症はかなりまれなので、そこまで心配することはないのですが、

かかってしまったときの下痢、嘔吐などの症状があり、顔も青白く、食欲もなくという状態を見るのは正直相当つらいと思います。

入院にまでなってしまうと赤ちゃんのかなり細い腕に点滴が付いたりするのも見ていられないくらいです。

その為の接種してあげたほうがいいのかなと思います。


※1 現在、10人~20人くらい死亡例があるのですが、それは脳症・脳炎、心肺停止などの症状が起こるからと言われています。

現在ではロタウイルスのワクチンを使用したからといって脳症・脳炎を予防できるという事は検証されていません。

ロタウイルスによる脳炎・脳症は年間で40人くらい出ているといわれています。


しかし、ロタウイルスの予防接種を受けることで

ロタウィルス胃腸炎総数を約80%減らし、重症例を約95%減らし、入院を約96パーセント減らすと言われています。


したがって、脳症・脳炎の予防は検証されていませんが、重症例も減ることから、脳炎・脳症も減るのかも知れません。

これらの理由により私はロタウイルスの予防接種を勧めています。


最後に

今回はロタウイルスの予防接種(ワクチン)について書いてみました。


色々、不安にさせてしまうことを書いてしまい申し訳ございません。

しかし、こういう事があるという事を知っておいて欲しいために書かせて頂きました。


知っておくことで対処方法もわかって頂けるかなと思っています。


現在、ロタウイルスの予防接種は任意接種です。

大体どこの都道府県でも値段はそこまで変わらないと思います。

大体2~3万円くらいだと思います。(助成があるところはもっと安いですが)


高いので、躊躇するかも知れませんが、逆に2~3万円で予防出来るのであれば安いかも知れません。


全額保険適用にしたいのはやまやまですが、2万円×100万人と考えると年間約200億円かかるので、

中々首を縦に振ることはないでしょうね・・・。


しかし、子供を守るという事から予防接種させてあげて欲しいです。


長くなってしまいましたが、これで閉めさせて頂きます。

参考にしてみてください。

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